笠間の暮らし・文化・観光・農業 etc。
みんなで発言する、発信する、
Craft Council(クラフト・カウンシル)。

酒にしめ縄ってなんぞや? 磯蔵酒造

DATE:2019.12.07

NAME:currywinwin

仔猫神の生みの親、陶立体作家の田崎太郎さんは「磯蔵酒造はパワースポットだと思います。」と楽しそうにおっしゃる。

密かに五代目蔵主の磯貴太さんのお顔(眉毛と目の辺り)がパワスポめいていると思っていたので、後押しをいただいた感じで恐るおそる行ってみました。
仔猫神と「てくてく」ライターのmkさんも一緒です。

磯蔵酒造は江戸末期から続く酒蔵。門にはキュートな狛犬さん。
『酒は人ありき。』をモットーに『米の味と香りのするライスィーなお酒』を目指して酒造りをされています。

まずは母屋で蔵主が五代目になった経緯や、笠間の懐かしい話を聞かせていただきました。やんちゃな青年が磯蔵の後継者として収まるまでには、お父様の政界への出馬やお母様のご病気など幾つもの事情が重なったそうです。

お母様の社交性もあって磯蔵さんには、よなよな焼き物の作家さん達が集まっては飲んだくれて焼き物談義で盛り上がっていたとか。ひまつりのこと、陶器産地としてのこれからなど、ゼロから何かを作ることへの情熱と夢とパワーが溢れていた時代、貴太少年はその傍らにいて、そんな時代の熱をたっぷりと享受しました。

そんなお話の後、手入れの行き届いた蔵内をご案内いただきながら、酒蔵ならではの「ぱわすぽ」話をお聞きしました。

酒蔵には何故しめ縄があるの?


所在地/茨城県笠間市稲田2281番地の1

■自動車の方
・北関東自動車道笠間西ICから約10分
・北関東自動車道友部ICから約15分
■鉄道をご利用の方
・JR水戸線稲田駅下車徒歩3分

位置情報

マップを拡大してみる

同じカテゴリの記事

愛宕神社 悪態まつりの話

愛宕山の麓、悪態まつりのスタート地点でお話を聞いてから、愛宕神社に向かいます。

天狗の種類って? 光立つ長楽寺

長楽寺の創建は天長元年(824年)時代を語る清々とした様式美。 「光の柱が立っているというお話もあります。雨の日でもきれいな写真が撮れるんです。」と高橋協子さん。心がほぐれていきます。話がはずんで、ついつい長居しました。

酒造りを変えたある機械の伝来とは? 磯蔵酒造

蔵内の照明や建物の採光も雰囲気があっていい感じなんです。

奥の院 稲田姫伝説の好井

稲田神社の奥の院にやってきました。 神社から少し離れた山中にあります。専用駐車場はありませんが、奥の院をお守りされているお宅のご配慮で駐車できる旨のご案内があります。 稲田姫の別名は奇稲田姫クシナダヒメ。ヤマタノオロチ退治のお話で有名なスサノオノミコトの奥さんです。

稲田神社 稲田姫 出雲の神々の古社

稲田姫をお祀りする稲田神社を訪ねてみました。冷たい風が吹く秋の午後。

滝入不動尊 イノシシの天国

民話や伝承からインスピレーションを受け制作をされている陶芸家の高橋協子さん。ある日、光輝く『滝入不動尊』のお写真を見せていただきました。まるでジブリの世界、早速行ってみました。

天狗にさらわれた少年 寅吉くんのそ・の・後②

寅吉くんの晩年のお話が続きます。 雲間から時おり日が差して、十三天狗の祠が明るく輝きます。 野鳥が沢山集まってきて、さえずりがとても賑やか。 お話を聞きにきたのかな。

有賀神社 狛犬さんはケンケン似!?

仔猫神の生みの親、陶立体作家の田崎太郎さんは楽しいことが大好き。 「有賀神社にはケンケン似の狛犬がいますよ」との情報をいただいたので、仔猫神と早速行ってみました。 時は夕暮れ、人の気配はありません。 日中の暑さが落ち着いた参道を進み、境内への階段をワクワクしながら上がっていくと、いますいます、狛犬さん。