笠間の暮らし・文化・観光・農業 etc。
みんなで発言する、発信する、
Craft Council(クラフト・カウンシル)。

絵付け体験

DATE:2021.04.05

NAME:ak

アーティストのなるさんに、笠間工芸の丘で体験できる絵付けのサンプル作りをお願いしました。

絵本の世界のような、ポップで可愛らしい作品です!

笠間工芸の丘センタープラザにある、インフォメーションカウンターでご覧いただけます。

なるさんは、絵本作家を目指して活動中。
茨城県内で企画展やワークショップなども企画、開催されています。
(Instagram → @pikkaripokke)

笠間工芸の丘では、8月4日〜29日までの期間、企画展を予定しています。

絵付け直後はこんな雰囲気。
透明な釉薬をかけて焼成すると、ガラッと印象が変わります。

位置情報

マップを拡大してみる

同じカテゴリの記事

笠間焼陶芸家インタビュー:酒井芳樹さん

笠間市手越の「陶の里」。日本の原風景とも言える自然が息づく里山で、数軒佇む工房の一つが酒井さんの構える樹窯だ。 「このあたりはもともと近くのお寺の地所だったんです。3人の子どもに恵まれ、以前やっていた場所が狭くなってしまったので、広いところへ行きたいということになって。この場所がとても気に入ったので、お寺にお願いして受け入れてもらったんです。」 この地で作陶を続けて約40年。酒井さんは自身の作風についてこう語る。「焼き物をやっていると、自分の作風の壁に必ずぶち当たる時がくる。私は好きなものや憧れるものを作るうち、自分の作風を見つけられたように思います。」笠間焼には特に“こうでなければならない”といった決まりのようなものがなく、作陶の自由度が高いそう。備前や信楽で作陶をしていた人が笠間へやってきて窯を構えているケースもあるのだとか。「昔からここは各地から色んな人がやってきて暮らしています。元々いた人がそうしてきたからなのか、穏やかで外から来た人を受け入れてくれる。人も魅力ですね。」

『堤綾子展』笠間初の女流陶芸家 ~炎とともに半世紀~

炎とともに、土への思い半世紀… 『堤綾子展』に寄せて 近年の笠間は女性陶芸家の活躍が目立つようになりました。 現在NHKでは信楽初の女流陶芸家と言われた神山清子さんがモデルとなったスカーレットが放映中ですが、笠間で初の女流陶芸家となった堤綾子さんをここに紹介したく、きらら館様のご協力を得て、展覧会の運びとなりました。

絵付け体験

陶芸作家の牧内 香さんに、笠間工芸の丘で体験できる絵付けのサンプル作りをお願いしました。 タイプの違う2作品。 和の雰囲気のフリーカップと、幻想的なイメージの丸皿です。 作品は体験工房内で見る事が出来ます。 牧内さんは、茨城県内で活躍中の若手陶芸作家です。 直近では、益子のWEB陶器市に出展予定。

薪窯焼成実習が始まりました

茨城県立陶芸大学校のよる登り窯を使用した薪窯焼成実習が始まりました。 2011年3/11の大震災に窯の中心部が倒壊。翌年に修復。 それ以降は茨城県立陶芸大学校の実習の一環として年に一度登り窯に火がともります。 寺本守先生が外部講師となり大学校の生徒24名の作品など約1000点を焼成。 火入れ・窯焚き 3/9(火)~3/12(金)※終了予定 窯出し 3/22(月)を予定。

ぴっかりぽっけ展

小学校の先生から転身! 絵本作家を目指して活動中のアーティストなるちゃんの作品展です。 絵本の中から飛びだしたような、明るくて優しい世界。 ぴっかりぽっけの住人達が、森の中で今日も楽しく遊んでます♪ いつでも誰でも参加できる「明日ポストワークショップ」も会場内で開催中。 ぜひ遊びに来て下さいね! 笠間工芸の丘

空想の中で広がる物語をカタチに-美術家:伊藤遠平さん

私たちが普段何気なく目にしている生き物といったら犬やネコといったペットたちだろうか。人に飼われている彼らは人と同じ場所で暮らす。だが、本来生き物たちには住む環境、世界がある。森に住む鳥や小動物たち。海に住む魚たち。これらに息を吹き込み、独自の世界観で物語と作品を生み出している美術家の伊藤さんにお話を伺った。 「空想の中で自然を舞台とした物語を考え、絵画や立体化して表現しています。生まれた時から森に囲まれた環境で育ったので、色んな生き物たちと出会うことが多くて。ここに住んでいるこんな子たちが、こうだったら面白いだろうな、という想像を膨らませて作品作りをしています。」

DADAO インスタレーション3度目の正直 

茨城県陶芸美術館、県民ギャラリーにて 駄駄男・小林征児さんの世界を拝見して参りました。 開催延期が続く中で3度目の正直ということで 会期中はお忙しかったと思います。 私が見に行った時は、来場者のほとんどが男性で驚きでした! 大きな作品と思ったら、細かく組み合わされてる。 これ全部作って一つ一つ焼成したんですか!?ってくらい細か~い! 独特の空間が展開されていた今回のインスタレーション・DADAO展 見れば見るほど深いところまで考えてしまいそうな。。。 大人の世界でした。

畏敬の念を感じさせつつ、どこかとぼけた“いきもの”たち ― 「工房火の玉発動機」工房長 田崎太郎氏

 クリっとした目に丸みのあるフォルム、とぼけた表情が愛らしくも、描かれた文様や細部をまじまじと眺めていると、なんだか畏敬の念も感じるような…唯一無二の世界観を持つ田崎さんの作品は、2012年の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」や日本最大のアートの見本市「アートフェア東京」、銀座三越などに出展され、現代アートとしての評価も高く、展示会をすれば完売する人気ぶりだ。展示会で出品する作品は全て手びねりで一品もの。人間の文明を寓意的に表現した『ペンギン種族』、狛犬からヒントを得たオリジナル作品の『仔猫神』や『龍神』など、自身は「工房火の玉発動機」の工房長として、そんな不思議な“いきもの”たちに日々命を吹き込んでいる。  田崎さんは福岡県出身。小さな頃から芸術が好きだったという。高校生の頃に一度は芸術を諦めるも、神奈川でサラリーマンをやりながら独学で公募展に出した作品が入選。30歳を前に自分のやりたいことをやろうと28歳で会社を辞め、陶芸家の道へと進んだ。 「脱サラして沖縄に行った時に、シーサーを作っている陶芸家たちがとても楽しそうだったんです。自分もそんな風に生きたいと思いました。」  東京に近く、市場があり、自由な風潮であるという理由から、修行の地に笠間を選んだ。初めは窯元に入り、30歳で独立。後の【メカオブジェ】シリーズなどは、最初は全く売れなかったが、売れる作品より自分が作りたい物を、という想いで制作し続けていた。転機となったのは独立して7年後の2008年。陶芸雑誌で大きく特集を組まれたことで、作家として認められ、地位が確立したと感じたという。